スタッフブログ
2026.08.1
【向付:油目の焼き霜造り】 夏の盛りを迎える頃になると、春から初夏へと移ろった季節の記憶が、少しずつ遠くなっていきます。8月の初めに振り返る、水無月の一皿。油目の焼霜です。 油目は、アイナメの別名としても知られる魚です。…

2026.07.31
【京都ポイント(きょうぽ)ご利用可能店】 祇園華舞も、京都ポイント(きょうぽ)の利用可能店となりました。8月1日より、お食事のお支払いにご利用いただけます。 一日一組様のひとときを、一期一会の御馳走とともにお過ごしくださ…

2026.07.25
【近江牛とベビーコーンに向き合う、火と食材の時間】 夏の気配が深まるにつれ、炭火の前に立つ時間にも、季節の変化が感じられるようになります。料理人にとって、火は食材を変えるための道具であると同時に、食材と向き合うための大切…

2026.07.18
【水無月の八寸に込めた夏越の祓の願い】 茅の輪と粽寿司に受け継がれる京都の季節文化 季節は文月へと移りましたが、六月の終わりに整えた水無月の八寸には、日本の季節文化と、人々の健やかな日々を願う心が込められています。 六月…

2026.07.11
祇園 華舞 京都祇園華舞 一日一組の日本料理店一期一会の御馳走 その時間が一生の思い出になる 店主プロフィール 本名 都 伸廣 料理歴 1970年生まれ 料理歴37年 修業先 守口プリンスホテル なにわ(オー…

2026.07.11
【日日 愛山】 日本酒において、精米歩合は品質を語る重要な指標の一つとされてきました。しかし近年では、その数値だけでは語りきれない「設計思想」が酒質を決定づける例も増えています。京都府京都市伏見区の日日様が手掛けられる「…

2026.07.4
【楽器正宗 黒鼓 TYPE-C】 日本酒において、地域性と設計思想はしばしば対比されます。しかし近年は、土地の個性に加え、造り手の明確な意図が酒質を規定する例も増えてまいりました。福島県西白河郡矢吹町の大木代吉本店様が手…

2026.06.27
【甘鯛と花山椒のお椀】 懐石料理において、お椀は献立の中心ともいえる存在です。 蓋を開けた瞬間に立ちのぼる香り。その一瞬に、その日の料理の品格が宿ります。 合わせるのは、やわらかな旨みを湛えた甘鯛と、儚い香りをもつ花山椒…

2026.06.23
【祇園華舞 6/12料理教室のご様子 】 6月12日 祇園華舞料理教室@あじわい館さま 今回も満員御礼での開催となりました。 ご参加いただき、ありがとうございました。 ご予約はこちら 都 伸廣が華舞の屋号を引継ぎ【一日一…

2026.06.23
【花柚子シャーベットと宮崎マンゴー】 懐石の最後にお出しする一皿には、食事の余韻を静かに整える役割があります。 福知山市の店主・都の実家で実った花柚子。冬の盛りに自ら摘み取り、香りを丁寧に閉じ込めた果汁から、特製のシャー…

2026.06.20
【雲丹と鮑をグラスで】 【雲丹と鮑、もずくとひろっこ|初夏を映す一杯】 夏の気配を、ひと口に。 濃密な甘みを湛えた雲丹。静かな旨みを宿す鮑。涼やかな酸味のもずく。そして、ひろっこのほろ苦さ。 それぞれの個性が重なり合うこ…

2026.06.13
【桜海老と筍御飯】 季節がひとつ進み、初夏の気配が深まる頃。春の記憶をそっと留めるように、桜海老と筍の御飯を整えました。 駿河湾の桜海老がもたらす香ばしさと、筍のやわらかな滋味。どちらも華やかさを競うのではなく、静かに寄…

2026.06.6
【向付:油目の焼霜】 油目という魚を向付として扱う際、重要となるのは皮目の存在です。 白身でありながら脂の質が繊細であるため、身そのものに過度な火を入れると、その持ち味が損なわれやすい。一方で皮目には独自の香りと旨味があ…

2026.05.30
【皐月の八寸】 懐石料理における八寸は、その月の景色を最初にお伝えする一皿です。 料理の序章でありながら、その日の流れ全体を象徴する存在でもあります。品数の多さを競うものではなく、季節の移ろいを限られた器の中にどのように…

2026.05.26
【鰆の藁焼叩き】 鰆という魚は、火入れによってその印象が大きく変わります。 脂を多く含みながらも繊細な身質を持つため、強く火を入れれば旨味は引き出せるものの、同時に水分を失い、質感が単調になりやすい側面があります。そのた…

2026.05.23
【鮑と雲丹の先付】 鮑と雲丹を先付として据えるとき、問われるのは素材そのものの力ではなく、どこまで余計な手を入れずに整えられるかという姿勢にあります。 鮑は火入れによって柔らかさを引き出し、過度な加工を避けることで、海の…

2026.05.16
【蛤香煎揚げ】 蛤香煎揚げという一皿には、火入れの緊張がそのまま現れます。 外側に香ばしさを纏わせながら、内部の水分と旨味を損なわないように整えるには、温度と時間の許容が極めて狭く、その一瞬に全てを委ねることになります。…

2026.05.9
【羽立の生雲丹】 日本料理において、同じ食材を繰り返し扱うことには明確な理由が存在します。それは単なる旬の巡りではなく、安定した品質と、料理としての完成度に対する信頼に他なりません。本稿では、「はだてのうに」を通して、そ…

2026.05.5
【6月12日 あじわい館様にて、祇園華舞 料理教室。】 【6月12日開催 祇園華舞 料理教室|玉蜀黍御飯と鰻の火入れを学ぶ】 季節が夏へと移ろう頃、食材はそれぞれに輪郭を持ちはじめます。 6月12日、「京の食文化ミュージ…

2026.05.2
【宮内庁御用達 タケマン様 黄金たけのこ】 春の味覚の象徴ともいえる筍は、その旬が短く、気づけば静かに姿を消していきます。しかし日本料理においては、その「終わり際」こそが最も豊かな表現を生む瞬間でもあります。本稿では、宮…

2026.04.25
【あまりんと雪うさぎ】 春の訪れとともに、果実はその姿と味わいにおいて、繊細な変化を見せ始めます。中でも苺は、その年の気候や育成の技によって表情を大きく変える存在です。本稿では、性質の異なる二種の苺「あまりん」と「雪うさ…

2026.04.18
【お客様からお送りいただいた卯月の料理写真】 お客様が送ってくださった、とある日の卯月の御献立。 一期一会の御馳走 祇園 華舞 ご予約はこちら 都 伸廣が華舞の屋号を引継ぎ【一日一組様の貸し切りでお迎えする日本料理店】 …

2026.04.11
【3月に設えた弥生の八寸】 春の気配を映す弥生の八寸とは何か──日本料理における季節表現桜が待ち遠しい3月頃に設えた「弥生」の名を冠した八寸をご紹介いたします。単なる前菜の域を超え、季節そのものを凝縮した象徴的な一皿とし…

2026.04.7
【醸し人九平次「うすにごり」 山田錦】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 二十四節気の移ろいを重んじる当店のカウンターに、この時期欠かせない名脇役が加わりました。十五代目・久野九平治氏の哲…
