スタッフブログ
2026.06.13
【桜海老と筍御飯】 季節がひとつ進み、初夏の気配が深まる頃。春の記憶をそっと留めるように、桜海老と筍の御飯を整えました。 駿河湾の桜海老がもたらす香ばしさと、筍のやわらかな滋味。どちらも華やかさを競うのではなく、静かに寄…

2026.06.6
【向付:油目の焼霜】 油目という魚を向付として扱う際、重要となるのは皮目の存在です。 白身でありながら脂の質が繊細であるため、身そのものに過度な火を入れると、その持ち味が損なわれやすい。一方で皮目には独自の香りと旨味があ…

2026.05.30
【皐月の八寸】 懐石料理における八寸は、その月の景色を最初にお伝えする一皿です。 料理の序章でありながら、その日の流れ全体を象徴する存在でもあります。品数の多さを競うものではなく、季節の移ろいを限られた器の中にどのように…

2026.05.26
【鰆の藁焼叩き】 鰆という魚は、火入れによってその印象が大きく変わります。 脂を多く含みながらも繊細な身質を持つため、強く火を入れれば旨味は引き出せるものの、同時に水分を失い、質感が単調になりやすい側面があります。そのた…

2026.05.23
【鮑と雲丹の先付】 鮑と雲丹を先付として据えるとき、問われるのは素材そのものの力ではなく、どこまで余計な手を入れずに整えられるかという姿勢にあります。 鮑は火入れによって柔らかさを引き出し、過度な加工を避けることで、海の…

2026.05.16
【蛤香煎揚げ】 蛤香煎揚げという一皿には、火入れの緊張がそのまま現れます。 外側に香ばしさを纏わせながら、内部の水分と旨味を損なわないように整えるには、温度と時間の許容が極めて狭く、その一瞬に全てを委ねることになります。…

2026.05.9
【羽立の生雲丹】 日本料理において、同じ食材を繰り返し扱うことには明確な理由が存在します。それは単なる旬の巡りではなく、安定した品質と、料理としての完成度に対する信頼に他なりません。本稿では、「はだてのうに」を通して、そ…

2026.05.5
【6月12日 あじわい館様にて、祇園華舞 料理教室。】 【6月12日開催 祇園華舞 料理教室|玉蜀黍御飯と鰻の火入れを学ぶ】 季節が夏へと移ろう頃、食材はそれぞれに輪郭を持ちはじめます。 6月12日、「京の食文化ミュージ…

2026.05.2
【宮内庁御用達 タケマン様 黄金たけのこ】 春の味覚の象徴ともいえる筍は、その旬が短く、気づけば静かに姿を消していきます。しかし日本料理においては、その「終わり際」こそが最も豊かな表現を生む瞬間でもあります。本稿では、宮…

2026.04.25
【あまりんと雪うさぎ】 春の訪れとともに、果実はその姿と味わいにおいて、繊細な変化を見せ始めます。中でも苺は、その年の気候や育成の技によって表情を大きく変える存在です。本稿では、性質の異なる二種の苺「あまりん」と「雪うさ…

2026.04.18
【お客様からお送りいただいた卯月の料理写真】 お客様が送ってくださった、とある日の卯月の御献立。 一期一会の御馳走 祇園 華舞 ご予約はこちら 都 伸廣が華舞の屋号を引継ぎ【一日一組様の貸し切りでお迎えする日本料理店】 …

2026.04.11
【3月に設えた弥生の八寸】 春の気配を映す弥生の八寸とは何か──日本料理における季節表現桜が待ち遠しい3月頃に設えた「弥生」の名を冠した八寸をご紹介いたします。単なる前菜の域を超え、季節そのものを凝縮した象徴的な一皿とし…

2026.04.7
【醸し人九平次「うすにごり」 山田錦】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 二十四節気の移ろいを重んじる当店のカウンターに、この時期欠かせない名脇役が加わりました。十五代目・久野九平治氏の哲…

2026.04.4
【仙禽 鶴鳴 一聲】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 伝統を守りながらも、常に革新を求め続ける酒造りの姿勢は、私共が追求する料理の道に通じるものがございます。 本日ご紹介するのは、仙禽の…

2026.03.31
【ソラリス 東山メルロー 2018】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 長野県小諸市の小諸ワイナリーさま 「SOLARIS(ソラリス)」ラテン語の“太陽”を意味するその名のとおり、日本の自…

2026.03.28
【店主・都の実家の花柚子シャーベット】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 真の贅沢とは、素材の出自を尊び、その持ち味を職人の手で真っ直ぐに引き出すことにございます。懐石を締めくくる水菓子と…

2026.03.24
【春の先付 蛤と山菜】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店 厳しい冬を越え、京の街に柔らかな春風が吹き抜ける季節となりました。 私共が春の宴の幕開けとしてご用意いたしましたのは、日本のうらら…

2026.03.21
【一粒で満ちる、冬の贅沢】 一期一会の御馳走 祇園華舞一日一組様の貸切でお迎えする日本料理店この日ご用意したのは、特別な苺「寒熟」。 愛知県・作手高原の寒冷な環境でゆっくり育つことで、凝縮された甘みと豊かな香りを宿します…

2026.03.17
【甘鯛のお椀 みぞれ仕立て】 一期一会の御馳走 祇園華舞 京都の冬が終わりを告げようとする頃、私共が最も大切にしているのは、過ぎゆく季節への惜別と、新たに芽吹く命への喜びを表現することにございます。 本日お出ししておりま…

2026.03.14
【3/6 料理教室 ダイジェスト】 京の食文化ミュージアム「あじわい館」にて開催。 当日の様子を撮影した動画のダイジェストを作りました。『華舞インスタグラム』 ←こちらをクリックして、ぜひご覧くださいませ。 今回は、宮内…

2026.03.7
【小さな舞妓さん】 祇園に愛されてきた舞台が、ふたたび開場。 小さな舞妓さんが弥栄会館からいらっしゃいました。 一期一会 #帝国ホテル京都#ImperialHotelKyoto#祇園#弥栄会館#京都 ご予約はこちら 都 …

2026.03.6
【満員御礼:3/6 華舞料理教室@あじわい館様】 本日、京の食文化ミュージアムあじわい館様にて、店主・都伸廣による特別料理教室を開催いたします。 おかげさまで満席での開催となります。皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上…

2026.03.3
【近江牛田楽】 三宝柑は、火に触れた瞬間、また別の顔を見せます。 和歌山・有田のやまがみかん園様より届いた一果を、炭火にかける。立ちのぼる柑橘の香りに、炭と味噌の香ばしさが重なり、奥行きのある田楽へと変わっていきます。 …

2026.02.28
【如月の八寸】 節分の室礼。柊鰯を添え、氷どら鉢に氷魚を遊ばせる。 金柑蜜煮、車海老、鰯寿司、梅人参、堀川牛蒡、曙百合根、厚焼き玉子、本諸子甘露煮。 一品一品に、春を待つ気配を忍ばせて。香り、温度、余白までもが、八寸の仕…
